オーストラリアでは小学校段階から外国語教育に力を入れています。1987年より外国語教育(LOTE=Language Other Than English)政策が始まり、当初より日本語は優先学習言語の1つとして指定されていました。その後、日豪関係が経済的、社会的に深まりを増すとともに日本語学習者数は急増しました。1994年からはアジア言語文化特別教育プログラム(NALSAS)もLOTEに平行して導入され(2002年に終了)、ここでも日本語が優先学習言語の指定を受けたこともあり、さらに学習者は増え続け、現在では約31万人の日本語学習者がいると報告されています。数々の外国語の中でも日本語は最も人気があり、外国語学習者のうち5人に1人は日本語を学習していることになります。このような背景から、子供から大人までを対象とした日本語教育が発達してきました。
小学校では、多くの場合、アジア学習(Studies of Asia)と結びつけて、日本語の学習と日本の文化学習(生活、年中行事など)を一緒に行っています。セカンダリスクール(中学・高校)になっても、日本語と文化の両方を扱いますが、日本語の文法の学習が導入されたりと、言語学習の要素が強まります。さらに、大学入学試験を控えた学年では、日本語での面接試験に備えるなど、かなり高度な日本語学習をしています。
<ご確認>UTSの教育学部では2008年より今までのコースを再編して新しいコースを設けます。これまでの Graduate Diploma of Language
Teaching が新たに、Bachelor of Teaching in Secondary
Education となります。"Bachelor"と付きますが、学部卒業者を対象としており、実質的に大学院レベルとなります。